棚受け金具とレールの選び方とDIYのコツ
棚受け金具や棚受けレールは、壁面収納を簡単に作るための便利なパーツです。この記事では、棚受け金具とレールの違い、それぞれの特徴や選び方、そして取り付けのコツについて詳しく解説します。
棚受け金具と棚受けレールの違い
棚受け金具と棚受けレールは、どちらも棚を支えるための部品ですが、設置方法や用途に違いがあります。
棚受け金具
棚受け金具は、固定式の棚を作る際に使用されることが多いです。壁に直接取り付けられ、棚板をしっかり支えるため、安定感があります。特に、1枚だけ棚をつけたい場合や、デザインを重視したい場合に適しています。また、棚板の下に取り付けるので見た目がすっきりしやすいです。
棚受けレール
棚受けレールは、壁に取り付けたレールにブラケットをはめ込み、可動式の棚を作るために使います。レールに沿って棚の位置を自由に変更できるため、複数段の棚を作りたい場合や、収納のレイアウトを頻繁に変える際に便利です。ダボレールやチャンネルサポートなどの種類があり、棚の高さを調整できるのが最大の特徴です。
棚受け金具・レールの選び方
DIYで棚を作る際に重要なのは、棚受け金具やレールの適切な選択です。以下にポイントをまとめました。
1. 耐荷重を確認する
棚に乗せるものの重量に耐えられるよう、耐荷重を必ず確認しましょう。特に、複数の棚板を設置する場合、棚受け金具がしっかり支えられるかどうかが重要です。金具を増やすことで耐荷重を上げることもできます。
2. 使用する場所に応じて素材を選ぶ
棚受け金具は様々な素材で作られています。室内なら木製や樹脂製、屋外ではアルミやステンレス製が適しています。特に湿気の多い場所では錆びにくい素材を選びましょう。
3. サイズを合わせる
棚板の大きさに対して、棚受け金具のサイズが合っているか確認することも大切です。金具が小さすぎると、棚が不安定になり、壁や金具自体に過度の負担がかかる可能性があります。
棚受けレールの取り付け方
棚受けレールを取り付ける際は、下地の確認や水平を保つことがポイントです。取り付け位置が少しでもずれると、棚板が斜めになったり、レールが固定されにくくなります。
手順
- 取り付ける位置を決め、壁に印をつけます。
- レールを仮止めし、水平器でしっかり水平を確認します。
- ビスで固定し、棚受けブラケットを差し込みます。
- 最後に棚板を乗せ、必要に応じて微調整を行います。
コツ
最初に一番上のビスのみを仮止めすることで、重力により自然に棚柱が垂直に調整されやすくなります。その後、他のビスを留める際にも微調整をしながら作業することで、仕上がりが美しくなります。
まとめ
棚受け金具と棚受けレールは、DIYでの壁面収納作りに非常に便利なアイテムです。耐荷重や素材、サイズに気を付けて選ぶことで、長持ちし、安全に使える棚を作ることができます。また、レールを使った棚はレイアウトの変更が容易なので、用途やインテリアに合わせて自由に配置を変えられるのが魅力です。